久々にジャジャン!!
畠中恵 著
『ちんぷんかん』
お好きな方も多いかもしれません
「しゃばけ」シリーズの第六弾☆
江戸一、繁華な通町の大店、廻船問屋兼薬種問屋《長崎屋》の若だんな一太郎と妖(あやかし)たちが織り成す摩訶不思議なストーリー
…摩訶不思議ってのはちょっと違うかな
お話によって色々なイロを持っているのです
(基本的にオムニバス作品です)
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した、シリーズ一作目『しゃばけ』に始まり、『ぬしさまへ』、『ねこのばば』、『おまけのこ』、シリーズ初の長編『うそうそ』、そして今回の『ちんぷんかん』
一応、大江戸人情捕物帖ということになってマス
(だんだん変わって来てますが…)
劇団てんの仲間から薦められて、最初の三冊を借りたら面白くって
(挿絵も可愛いし!)
後は自分で続けて読んでおります♪
一冊目から読まなくても話は分かりますが、どうせなら一冊目から読んで頂きたい
より楽しめますよ
先日、七尾の本屋で六冊目を発見してテンションあがりました
そして、すっかり常連客となった加賀屋のコーヒーラウンジ飛天で、
片手に読書タイム
一気読みしないよう少しずつ読み進め、本日読み終えました
・・・
飛天で大号泣〜
このシリーズで泣いたの初めてです
主人公の一太郎はおっそろしく虚弱体質なんですが(しょっちゅう死にかけます)…
一番最後のお話が
桜の花びらの妖
に纏わるもので、なんというか…はかなくて、でも強くて…
永遠の命と限りある命
解説の言葉を借りれば
『人生の無常を描いた傑作』
うまく伝えられないので読んで下さい
実はこのシリーズ、なにげにドラマ化されていたりします(私は観てませんが)
あとですね、今回の公演で私はアマテラス(天照大神)を演じているのですが、解説にちらっと出てきたりして…う〜んタイムリー
普段なら「フーンそうかいな」と読み流してしまいがち
でも今回に限らず、その時々の公演に関係する《なにか》って、すごくアンテナを張らずとも、びっくりするくらい目に、胸に、心に飛び込んで来るんですよね
不思議なもので
そういうのも《ひきだし》の一つになったりしますからね♪
感じる心…大切にしていきたいです
ってみょーに真面目なこと書いちゃって
恥ずかしい
でも、最近仲間がまさにそういうタイムリーを経験して、改めて思い起こさせてくれたから…書いちゃった(〃д〃)
あと二冊あるから、ちびちび読〜もうっと♪
飛天のココア
たまには甘いのもイイですな